【実飲レビュー】ザ・ストーンウォールインIPA|爽やかで飲みやすいセッションIPA

今回紹介するのは、アメリカ・ニューヨークを代表するクラフトブルワリー「ブルックリン・ブルワリー」の「ザ・ストーンウォールインIPA(The Stonewall Inn IPA)」です。

 

まず目を引くのが、レインボーカラーを大胆に使った缶のデザイン。黒を基調とした缶に色鮮やかなラインが描かれ、売り場に並んでいてもかなり目立ちます。

 

しかし、このレインボーには単に華やかというだけではなく、多様な人々が共に輝く世界への願いが込められています。

 

中身は、グレープフルーツのような香りと軽快な飲み口を楽しめるセッションIPA。IPAらしいホップの香りはしっかり味わいたいけれど、強い苦味や重さは少し苦手という人にもおすすめできそうな一本です。

 

それでは、実際に飲んだ印象を詳しく紹介していきましょう。

 

 

ザ・ストーンウォールインIPAとは?

 

「ザ・ストーンウォールインIPA」は、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるバー「ストーンウォール・イン」の名を冠したビールです。

 

ストーンウォール・インは、1969年に起きた「ストーンウォールの反乱」の舞台として知られています。この出来事は、現代のLGBTQ+プライド運動における象徴的な転機となりました。

 

ブルックリン・ブルワリーは、ストーンウォールの精神を受け継ぐ非営利団体「The Stonewall Inn Gives Back Initiative」と提携し、その活動を支援しています。

 

このビールには「すべての人が自分らしく楽しめるIPA」という思いが込められているのです。背景を知ってから飲むと、レインボーカラーの缶が一段と印象深く見えてきますね。

 

日本で数量限定発売された350ml缶は、アルコール度数5%のセッションIPAです。IPAとしては比較的軽快ですが、一般的なビールと同程度のアルコール度数なので、飲みやすいからといって油断は禁物です。

 

 

レインボーカラーが印象的な缶デザイン

 

缶は黒をベースに、赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫などのラインが波打つように描かれています。

 

中央にはおなじみのブルックリン・ブルワリーのロゴ。その下に、少し無骨な書体で「THE STONEWALL INN IPA」と大きく入っています。

 

ポップで華やか、それでいて全体を黒で引き締めた格好いいデザインです。クラフトビールらしい個性があり、写真映えも申し分ありません。

 

缶の裏側に書かれた「FEARLESS・PROUD・FOR ALL」という言葉からも、このビールが伝えようとしているメッセージを感じます。

 

見た目|透明感のある明るい黄金色

 

グラスに注ぐと、色は明るく鮮やかなゴールド。写真で見ても分かるように、にごりは少なく、光をきれいに通す透明感があります。

 

いかにも爽快な飲み口を予感させる、軽やかな見た目です。

 

泡は白く、注いだ直後にはきめ細かな泡がグラスの表面を覆います。IPAというと濃い色や濁った外観を想像する人もいるかもしれませんが、このビールはすっきりとした印象です。

 

 

香り|グレープフルーツやレモンを思わせる爽やかさ

 

グラスに鼻を近づけると、最初に感じるのはグレープフルーツを思わせる柑橘系の香りです。

 

さらに、レモンの皮のような爽やかさや、ほんのり青々としたホップのニュアンスも感じられます。

 

使用されているのは、柑橘系の香りで人気の高いシトラホップ。ブルックリン・ブルワリーも、レモンピールやフレッシュなグレープフルーツの皮を思わせる香りを、このビールの特徴として紹介しています。

 

香りは華やかですが、むせ返るほど強烈というわけではありません。IPA初心者にも入りやすい、明るく親しみやすい香りです。

 

味わい|苦味を抑えた軽快なセッションIPA

 

ひと口飲んでみると、口当たりは軽やかで爽快です。

 

最初に柑橘系の風味が広がり、そのあとからIPAらしいホップの苦味が現れます。ただし、苦味が長く舌に残るタイプではなく、後味は比較的すっきりしています。

 

グレープフルーツの果皮をかじったときのような、爽やかな苦味とほのかな酸味が中心。モルトの甘味やコクは控えめで、味の輪郭をホップが作っている印象です。

 

「セッションIPAだから薄いのでは?」と思うかもしれませんが、ホップの風味は十分に楽しめます。それでいて重たさがなく、ゴクゴクと飲み進めやすいのが魅力です。

 

強烈な苦味を競うようなIPAではありませんが、香り、苦味、爽快感のバランスがよく、日常的に楽しみやすい仕上がりだと思います。

 

おすすめの飲み頃温度は6~8℃

 

おすすめの飲み頃温度は、6~8℃くらいです。

 

冷蔵庫から出してすぐのよく冷えた状態では、軽快さと喉越しのよさが際立ちます。一方、少し時間を置いて7~8℃程度になると、グレープフルーツやレモンを思わせるホップの香りが、より分かりやすくなってきます。

 

最初は冷たい状態で爽快感を楽しみ、温度の上昇とともに香りの変化を味わうのがおすすめです。

 

香りを楽しむなら、飲み口が少しすぼまったチューリップ型のグラスやIPAグラスが向いています。もちろん、普段使っているグラスでも十分に楽しめますよ。

 

 

飲んだ感想|IPA初心者にもすすめやすい一杯

 

飲んでみて特に印象に残ったのは、華やかなホップの香りと軽快な飲みやすさのバランスです。

 

IPAらしいグレープフルーツ系の香りや苦味は感じられますが、刺激が強すぎず、後味もさっぱりしています。

 

「IPAは苦すぎるからちょっと……」と感じている人にも、比較的すすめやすい一杯ではないでしょうか。反対に、強烈な苦味や濃厚なボディを求めるIPA好きには、少し軽く感じられるかもしれません。

 

缶のデザインだけでも十分に個性的ですが、込められた思いや歴史を知ることで、さらに興味深く味わえるビールです。

 

数量限定の商品なので、気になった人は店頭で見かけたときに手に取ってみてください。

 

爽やかなIPAで乾杯したい日や、友人と気軽にクラフトビールを楽しみたい日にぴったりですよ。

 

原材料等
原材料:麦芽、ホップ
アルコール分:5%
生産:麒麟麦酒株式会社
以下リンク先からBROOKLYN BREWERYの3種セットを購入できます。
BROOKLYN BREWERY THE STONEWALL INN IPA

このエントリーをはてなブックマークに追加
 この記事が皆様のビール選びの参考になりましたら、以下のバナーをクリックして応援してもらえると嬉しいです。 PVアクセスランキング にほんブログ村