【レビュー】英国の傑作「オールドトム(Old Tom Ale)」|濃厚で贅沢なダークエールの魅力を徹底解説!

クラフトビール好きの間で“英国の至宝”とも称されるのが、ロビンソンズ醸造所(Robinsons Brewery)が造る「オールドトム(Old Tom Ale)」。
創業1838年の老舗が誇るフラッグシップであり、2024年に125周年記念ボトルとして限定デザインが登場しました。

 

アルコール度数8.5%の力強い味わいと、濃厚なモルトの甘み、熟成感のある深いコク。
まるで“飲むデザート”のような満足感を楽しめる一本です。

 

この記事では、外観・香りと味わい・おすすめの飲み方・おすすめしたい人、そしてまとめの観点で詳しくご紹介します。

 

 

1.外観:深いルビー色とクリーミーな泡が生み出す重厚感
グラスに注ぐと、まず目を引くのは漆黒に近い深いルビー色。
光にかざすとガーネットのような赤みが見え、まるでワインを思わせる上品な輝きがあります。

 

泡立ちは細かくクリーミー。
淡いベージュ色の泡がグラスの縁にしっかり残り、ゆっくりと消えていきます。

 

ボトルはマットブラックに刻印が施され、堂々とした風格。
中央に描かれた猫のロゴ「オールドトム」は、醸造所で実際に飼われていた猫がモデル。
125周年記念の限定ラベルも高級感があり、英国の伝統と誇りを感じさせます。

 

2.香りと味わい:リッチなモルトとドライフルーツの芳香
グラスに顔を近づけると、カラメルモルトの香ばしさとともに、
レーズン、プルーン、チョコレート、トフィーといった甘く芳醇な香りがふんわりと広がります。

 

口に含むとまず感じるのは、モルトの濃密な甘みとコク。
そして後半にかけて、ほのかなビターチョコのような苦みがアクセントを加え、全体をしっかりとまとめています。

 

温度が上がるにつれて、ドライフルーツやシェリー酒のような熟成香が立ち上がり、
まるでデザートワインを飲んでいるかのような贅沢な余韻。

 

アルコール度数8.5%を感じさせない、なめらかな口当たりが魅力です。

 

 

3.おすすめの飲み方:少し温度を上げてゆっくり味わう
冷やしすぎは禁物。
冷蔵庫から出して10〜15分ほど置き、12〜14℃前後にしてから飲むのがおすすめです。
この温度帯で、モルトの甘みとアルコールのまろやかさが最も引き立ちます。

 

グラスはチューリップ型やスニフター(写真のようなブランデーグラス)がおすすめ。
香りを閉じ込めながら、少しずつ時間をかけて味の変化を楽しみましょう。

 

また、濃厚なチーズ(ブルーチーズなど)やビターチョコレート、レーズンバターとのペアリングも絶品。
食後のデザートビールとしてもぴったりです。

 

4.おすすめしたい人:深い味わいを求めるビール愛好家へ
「オールドトム」は、軽快なラガーやIPAとは全く異なるタイプのビール。
濃厚でリッチなエールをじっくり味わいたい人に特におすすめです。

 

また、アルコール度数が高く熟成にも耐えるため、**数年寝かせて楽しむ“ストックビール”**としても人気があります。
同ブルワリーからは、「Old Tom Ginger」や「Old Tom Chocolate」などの派生版もあり、飲み比べも楽しめます。

 

クラシックな英国ビールの世界を体験したい方には、ぜひ一度味わってほしい一本です。

 

5.原材料等
原材料:麦芽、ホップ、コーン、小麦、糖類
アルコール分:8.5%
生産:ロビンソンズ醸造所(Robinsons Brewery)

 

6.どこで買えるか?
私はたまたまデパートのお酒コーナーで購入しましたが、ほとんど見ないです。通販ですと以下で購入できます。
楽天市場:オールドトム

 

7.まとめ:英国伝統の重厚な一杯「オールドトム」は、まさに“飲む芸術品”
「ロビンソンズ・オールドトム」は、単なるビールではなく、
時を重ねて味わう英国伝統の液体芸術です。

 

125年以上続くレシピの奥深さと、モルトの香ばしさ、まろやかな甘み、そして重厚な余韻。
一口ごとに新しい発見がある、まさに“英国エールの真髄”といえるでしょう。

 

休日の夜、静かな時間にゆっくりとグラスを傾けてみてください。
その豊かな味わいが、きっとあなたのビール体験を一段上の世界へ導いてくれるはずです。

 

8.関連記事
イギリスのビールの紹介を以下で行っていますので、どうぞご覧下さい。

 

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