富士桜高原麦酒「ピルス」レビュー|爽快感あふれる王道ラガーの魅力
クラフトビールといえば個性豊かなIPAやヴァイツェンが注目されがちですが、ビール本来の王道スタイルといえば「ピルスナー」。その中でも日本のクラフトビールファンに長く愛されているのが、山梨県・河口湖近くにある**富士桜高原麦酒の「ピルス」**です。
今回はこの「富士桜高原麦酒 ピルス」を実際に飲んでレビューし、その魅力をお伝えします。爽快でバランスの良い味わいは、クラフトビール初心者から愛好家まで幅広くおすすめできる一本です。
1.外観
グラスに注ぐと、鮮やかな黄金色が広がります。透明感がありながらも、やや濃いめのゴールドで高級感を感じさせます。泡立ちはきめ細かく、しっかりと盛り上がる白い泡が印象的。泡持ちも良く、長くクリーミーな泡が残るため、見た目からも完成度の高さが伝わります。
ラベルは黄色を基調としたポップなデザイン。富士山のイメージと自然の恵みを感じさせる意匠が施され、手に取った瞬間からワクワクさせられる一本です。
2.香りと味わい
香りは、まずフローラルなホップの香りが広がります。チェコの伝統的なピルスナーを思わせる上品なホップアロマで、草や花を感じさせる爽やかな印象。そこにモルト由来の香ばしい甘みがほのかに重なり、シンプルながら奥深いバランスを生み出しています。
味わいは一口目から爽快。
・モルトの優しい甘み
・キレのあるホップの苦味
・後味に残るすっきりとした爽快感
この三拍子が絶妙にまとまっており、クラフトビールにありがちな強いクセや重さはありません。ラガー特有のクリアな飲み口に、ホップの苦味がアクセントとなって飲み飽きない仕上がりです。特に喉を通り抜ける瞬間の軽やかさは、暑い季節にぴったりです。
3.おすすめの飲み方
「富士桜高原麦酒 ピルス」は、冷蔵庫から取り出してすぐの6〜8℃前後がおすすめです。冷たすぎると香りが閉じてしまうので、ほんの少し温度が上がったところで飲むとホップのアロマとモルトの甘みがしっかりと感じられます。
ペアリングとしては、揚げ物やソーセージなど脂っこい料理との相性が抜群。ピルスナーの爽快感が口の中をリセットしてくれるので、食事がどんどん進みます。また、和食では焼き鳥や天ぷら、シンプルに枝豆と合わせるのもおすすめです。
4.おすすめしたい人
・クラフトビール初心者
クセが少なく飲みやすいので、最初の一本にぴったり。
・ラガー好きの方
大手ビールのピルスナーに慣れている方でも、クラフトならではの豊かな香りを楽しめます。
・食事と一緒に楽しみたい方
料理の邪魔をせず、むしろ引き立てる万能型の味わい。
・暑い季節に爽快感を求める方
キンキンに冷やして夏の一杯に最高です。
5.原材料等
原材料:麦芽、ホップ
アルコール分:5.0%
生産:富士桜高原麦酒
6.どこで買えるか?
私は近くの百貨店のお酒コーナーで買いましたが、他のスーパーや酒屋ではみたことないです。以下通販が入手しやすいかもしれません。
楽天市場:富士桜高原麦酒ビールセット
アマゾン:富士桜高原麦酒ビールセット
7.まとめ
「富士桜高原麦酒 ピルス」は、王道のピルスナースタイルをベースにしつつ、クラフトビールならではの香りと味わいをバランス良く表現した一本です。
黄金色の美しい外観、フローラルなホップの香り、爽快感あふれる飲み口は、まさに“ピルスナーの完成形”ともいえる仕上がり。
クラフトビールファンだけでなく、普段は大手ビールを愛飲している方にも自信を持っておすすめできるビールです。これからの季節、食事のお供やアウトドアのシーンで楽しんでみてはいかがでしょうか。
富士桜高原麦酒はヴァイツェンやラオホでも有名ですが、この「ピルス」をきっかけに、ぜひ他のラインナップも試してみることをおすすめします。
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