ビール愛好家の方に夏におすすめ厳選アルトビール5選
クラフトビール好きの皆さん、夏に飲みたいビールといえば爽快なピルスナーやIPAを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実は「アルトビール」も夏にぴったりな隠れた名スタイルです。アルトビールはドイツ・デュッセルドルフ発祥の上面発酵ビールで、香ばしいモルトの風味とすっきりとした苦みのバランスが特徴。冷やしすぎず適温で楽しむことで、夏でも軽やかに飲める奥深い味わいを堪能できます。
今回は、海外から2種類、日本から3種類の厳選アルトビールをご紹介します。それぞれの特徴や飲み頃温度もあわせて解説しますので、夏のビール選びの参考にしてください。
1. シューマッハ アルト(ドイツ)
(1)特徴
アルトビールの本場、デュッセルドルフを代表する名門ブルワリー「シューマッハ」の看板商品。銅色に輝く外観と、焙煎モルト由来の香ばしさ、程よい苦みが心地よいバランスを生み出しています。濃厚さがありながらも後味はすっきりしており、夏場でもごくごく飲めるのが魅力です。
(2)飲み頃温度
推奨は8〜10℃。冷蔵庫から出して数分置いたくらいがベストで、香ばしい香りが引き立ちます。
2. ユーリゲ アルト(ドイツ)
(1)特徴
シューマッハと並び称されるデュッセルドルフの老舗「ユーリゲ」のアルト。こちらはより力強い苦みとボディ感が特徴で、濃厚なモルトの甘みとホップのキレが絶妙に調和しています。ビール好きにとっては“アルトの王道”とも言える一本。夏の夜にじっくり味わいたいビールです。
(2)飲み頃温度
8〜9℃前後。やや高めの温度で飲むと、ホップのアロマが立ち上がり、深みのある味わいが楽しめます。
3. 月山アルトビール(山形県月山)
(1)特徴
山形クラフトビールの月山アルトビール。月山の自然水仕込みで、美味しい月山の自然の水が使われています。カラメルのような香ばしさと苦味が調和して、ふくよかな味わいです。
(2)飲み頃温度
7〜10℃前後がおすすめ。冷蔵庫から出してすぐに飲むと爽快感が感じられ、少し置いて飲むとモルトの香りや甘みがぐっと広がります。
4. ZUMONA Altbier(岩手県遠野)
(1)特徴
色は赤み含んだ琥珀色で美しい色、香りと味わいはカラメルのような甘い香りとホップによるフレッシュな香りがします。味は苦味は控えめで、モルトの味が際立ちコクがあります。カラメルのような甘味もあり、まろやかで飲みやすいビールです。
(2)飲み頃温度
7〜10℃前後がおすすめです。香ばしいモルトの風味と苦味が調和し、味わい深く美味しいです。
5. 独歩 アルト(岡山)
(1)特徴
岡山の宮下酒造が手掛ける「独歩」シリーズのアルト。香ばしいモルトと爽快な苦みのバランスが素晴らしく、日本人の食卓にもよく合う味わいです。和食や揚げ物との相性も抜群で、夏の夕食と一緒に楽しみたい一本。
(2)飲み頃温度
8〜10℃。モルトのコクを感じながらも後味は軽やかで、夏場でも重すぎず飲めます。
6.まとめ
アルトビールは「濃い」「重い」というイメージを持つ方もいますが、実際は香ばしさと爽快さを兼ね備えた、夏にぴったりのクラフトビールです。
ドイツからは本場の王道「シューマッハ アルト」「ユーリゲ アルト」
日本からは「月山アルトビール」「ZUMONA Altbier」「独歩 アルト」
それぞれ個性があり、飲み比べも楽しめます。飲み頃温度を意識して味わうことで、夏の暑さを心地よく和らげてくれるでしょう。
この夏はぜひ、アルトビールで新しいクラフトビールの楽しみ方を体験してみてください。
