ビール愛好家の方に夏におすすめ厳選ケルシュ5選
暑い夏に飲みたくなるビールといえば、のどごしが軽快で爽快感のあるスタイル。中でもドイツ・ケルン発祥の伝統的な**ケルシュ(Kölsch)**は、ラガーのすっきり感とエールのフルーティさを兼ね備えた特別なビールです。
この記事では、海外から2種類、日本から3種類の厳選ケルシュを紹介し、それぞれの特徴やおすすめの飲み頃温度も解説します。クラフトビール初心者から愛好家まで楽しめる内容ですので、ぜひ参考にして夏の一杯を見つけてください。
1.ケルシュとは?
ケルシュはドイツ西部のケルン(Köln)で誕生した伝統的な上面発酵ビールです。見た目は淡い黄金色でクリア、口当たりは軽快で爽やか。ラガーに似たスッキリ感がありながら、エールらしいフルーティな香りも楽しめるのが特徴です。アルコール度数は4.5〜5%前後と軽めで、暑い夏にゴクゴク飲むのにぴったりのスタイルです。
2.海外から選ぶおすすめケルシュ2選
① フリュー ケルシュ(Früh Kölsch / ドイツ・ケルン)
ドイツで最も有名なケルシュのひとつが「フリュー ケルシュ」。現地ケルンでは専用の細長い200mlグラス「シュタンゲ」で提供される伝統の味わいです。
特徴:淡い黄金色でクリアな外観。口当たりは非常に軽く、フローラルでほのかなリンゴのようなフルーティさと、爽やかなホップの苦味がバランス良く調和しています。
飲み頃温度:6〜8℃。冷やしすぎず、香りを引き出す温度帯がおすすめ。
おすすめポイント:伝統的ケルシュの王道を体験したい方に。ケルンのビアホール気分を自宅で味わえます。
② リースドルフ ケルシュ(Reissdorf Kölsch / ドイツ・ケルン)
「リースドルフ ケルシュ」もケルンを代表するブランド。フリューよりややしっかりした味わいが特徴です。
特徴:麦芽の甘みがふんわりと広がり、後味に程よい苦味が残るバランス型。飲みごたえはありつつも、重さを感じない絶妙な仕上がり。
飲み頃温度:7〜9℃。少し温度を上げると麦芽のコクが際立ちます。
おすすめポイント:フリューよりも味に厚みが欲しい方や、ビール愛好家に特におすすめ。
3.日本から選ぶおすすめケルシュ3選
① 六甲ビール ケルシュ(兵庫県)
神戸の六甲山麓にあるブルワリーが醸す人気のケルシュ。日本のクラフトビール界でも高評価を得ています。
特徴:透明感のある黄金色。柑橘を思わせる爽やかな香りと、軽やかなモルト感。夏場でも何杯でも飲めるスッキリ感が魅力。
飲み頃温度:5~7℃。しっかり冷やすと爽快感が増します。
おすすめポイント:日本の気候に合わせて造られたような軽快さ。BBQや夏の野外イベントのお供に最適。
日本海側のブルワリー、新潟ビール醸造所が手がけるケルシュスタイル。クラシックな味わいが特徴です。
特徴:柔らかなモルト感と、フローラルなホップの香りが調和。飲みやすさの中にもヨーロッパらしい上品さを感じます。
飲み頃温度:6〜8℃。モルトの甘みとホップの香りを両立できる温度。
おすすめポイント:本場に忠実でありながら、日本人の口にも合う味わい。落ち着いて味わいたい大人の一杯。
③ 国乃長ビール 蔵ケルシュ(大阪府)
大阪・高槻市にある寿酒造が手がける「国乃長ビール」の代表作のひとつ。日本最古の地ビールメーカーのひとつとして知られ、長い歴史に裏打ちされた確かな味わいです。
特徴:輝くような黄金色。フルーティで華やかな香りに加え、スッキリとした後味。エールの豊かさとラガーの軽快さを兼ね備えた理想的なケルシュ。
飲み頃温度:6〜8℃。冷やして飲むと爽快、少し温度を上げると香りがさらに際立ちます。
おすすめポイント:日本のクラフトビール黎明期から続く老舗ブルワリーが生んだ傑作。伝統と革新が融合した味を体験したい方に。
4.まとめ:夏にぴったりのケルシュで爽快な一杯を
ケルシュは「軽快さ」と「香りの華やかさ」を兼ね備えた夏に最適なスタイルです。今回紹介した フリューやリースドルフで本場の味を体験するのも良し、六甲ビールや国乃長ビールで日本独自のアレンジを楽しむのも良し。
冷蔵庫で冷やしてシュタンゲ風の細長いグラスに注げば、見た目からも涼しさを感じられるでしょう。
この夏はぜひ、厳選したケルシュを味わい、爽やかな時間を過ごしてみてください。
