【特集】秋の夜長に楽しみたい香り豊かなクラフトビール5選
今年の夏は本当に暑かったですね。そろそろ秋になりますが、涼しい夜にゆったりとビールを楽しむ時間が格別に感じられるようになると思います。暑さで喉ごし重視だった夏とは違い、秋は「香り」や「余韻」をじっくり楽しむのにぴったりの季節。今回は、ビール愛好家の方に向けて 「香り豊かなクラフトビール」 を厳選してご紹介します。
香りにフォーカスすることで、ビールが持つ多彩な表情を再発見できるはず。芳醇なホップのアロマ、フルーティーなエステル香、モルトが生み出すロースト香など、五感を満たすビールをぜひ秋の夜長のお供に。
1. サントリー「ザ・プレミアム・モルツ 魅惑の香り」(日本)
2025年9月に発売された限定商品。名前の通り、香りの華やかさが主役のビールです。
グラスに注ぐと黄金色の液体から、トロピカルフルーツや白い花を思わせるフルーティーな香りがふわりと広がります。モルトのコクも感じられ、余韻は柔らかく上品。
おすすめポイント
・チューリップ型グラスで香りを堪能
・飲み頃温度は6〜8℃
・チーズや生ハム、フルーツとの相性抜群
秋の夜にゆったり飲むと、その名の通り“魅惑的な香り”に包まれる特別な一杯です。
2.ベアレン醸造所 「ヴァイツェン」(岩手)
ドイツ伝統の小麦ビールを日本で丁寧に造り続けるベアレン醸造所。その「ヴァイツェン」は、バナナやクローブを思わせる香りが豊かに広がるのが特徴です。泡立ちはクリーミーで、まろやかな口当たり。
おすすめポイント
・フルーティーでスパイシーな香りが食欲の秋にぴったり
・白身魚やきのこ料理と好相性
・8℃前後で香りを存分に楽しめる
秋の夜長に、穏やかながら奥深い香りを楽しみたい方におすすめです。
3. フランツィスカーナー「ヴァイスビア」(ドイツ)
世界的に有名なヴァイツェンの代表格。香りの華やかさは圧倒的で、完熟バナナやバニラを思わせる甘いアロマが広がります。爽やかな酸味もあり、軽やかに飲めるのが魅力。
おすすめポイント
・ヨーロッパの秋を思わせる芳醇な香り
・グリルソーセージやローストポークとベストマッチ
・10℃程度で香りと味わいのバランスが◎
海外ビールの醍醐味を自宅で体験したい方に、秋にぜひおすすめしたい一本です。
4. 伊勢角屋麦酒「ペールエール」(三重)
日本を代表するクラフトブルワリーのひとつ、伊勢角屋麦酒の定番ペールエール。アメリカンホップをふんだんに使用し、グレープフルーツやオレンジのような柑橘系の香りが豊かに広がります。苦味は心地よく、モルトの甘みとバランスが取れているため、飲み疲れしないのも魅力です。
おすすめポイント
・ホップの柑橘アロマが秋の夜に爽やかさを添える
・揚げ物や照り焼きチキンなど、こってり系料理と好相性
・6〜7℃で香りと苦味の調和を楽しむ
クラフトビール初心者から上級者まで幅広く支持される一本で、香り豊かなペールエールの代表格といえると思います。
5. 京都醸造「秋の気まぐれ」(京都)
季節限定でリリースされる京都醸造のクラフトビール。秋の夜に合うよう調整されたホップ使いと、バランスの良いモルト風味が魅力です。柑橘やハーブのような香りに加え、麦の甘みもしっかりと感じられます。
おすすめポイント
・秋限定で特別感あり
・和食(焼き魚やきのこの炊き込みご飯)とのペアリングが秀逸
・7〜9℃で香りと旨味を堪能
地元の素材や季節感を大切にした京都醸造らしい一杯は、秋の夜長をじんわりと彩ってくれます。
香り豊かなビールをより楽しむために
香りを最大限に楽しむためには、ちょっとした工夫が大切です。
・グラスを選ぶ:チューリップ型やワイングラス型を使うと香りが立ちやすい。
・温度に注意:冷やしすぎはNG。6〜10℃で香りがしっかり感じられる。
・ゆっくり味わう:一気に飲むのではなく、香りを確かめながら少しずつ楽しむ。
まとめ:秋の夜長は香りを楽しむ贅沢な時間に
秋はビールの香りをじっくり堪能できる最高の季節です。
今回ご紹介した5つのクラフトビールは、どれも個性的でありながら、共通して「香り」にフォーカスした一杯。プレミアムモルツの限定品から、日本各地のクラフトビール、さらには海外の名作まで揃えてみました。
秋の夜、読書や音楽を楽しみながら、ゆっくりと香り豊かなビールを味わってみてはいかがでしょうか。
