初秋に楽しむクラフトビール5選|残暑の夜に飲みたい秋色ビール
夏の厳しい暑さが少しずつ落ち着き、朝晩の風に秋の気配を感じ始める初秋。とはいえ、日中はまだ汗ばむ日も多く、キンキンに冷えたビールのおいしさも捨てがたい季節です。
そんな夏と秋の間に選びたいのが、「爽やかさ」と「ほどよいコク」をあわせ持つクラフトビール。
喉ごし重視のすっきりしたビールから、香りや余韻をゆっくり味わうビールへ。初秋は、ビールの楽しみ方を少しずつ切り替えていく絶好のタイミングだと思います。
今回は、クラフトビール初心者の方にも選びやすい、初秋におすすめのクラフトビールを5本紹介します。
初秋にはどんなクラフトビールが合う?
9月に入っても暑さが残る日本の初秋には、真夏向けの軽快なビールと、本格的な秋向けの濃厚なビールの中間くらいがちょうどよく感じられます。
おすすめは、次のようなビールです。
フルーティーで飲みやすい小麦ビール
柑橘系の香りを楽しめるペールエール
琥珀色で麦芽のコクがあるビール
さつまいもなど秋の味覚を使ったビール
暑い日は爽やかなタイプ、涼しい夜は少しコクのあるタイプと、その日の気温に合わせて選ぶのも初秋ならではの楽しみ方です。
1.銀河高原ビール「小麦のビール」
最初に紹介するのは、銀河高原ビールの「小麦のビール」です。
グラスに注ぐと、酵母を残した無濾過ビールらしい、やや白く濁った小麦色。きめ細かな泡とともに、バナナを思わせる甘くフルーティーな香りがふわっと広がります。
口当たりはまろやかで、苦味は控えめ。小麦麦芽ならではの柔らかさがあり、クラフトビールをあまり飲んだことがない方にもおすすめしやすい一本です。
まだ暑さが残る初秋の夕方に、よく冷やして飲むと実に心地よいですね。

飲み頃温度:6~8℃
おすすめ料理:白身魚、サラダ、クリームチーズ
おすすめしたい人:苦いビールが苦手な方
秋鮭のムニエルや、きのこのクリームパスタと合わせてもおいしく楽しめます。
2.ISEKADO「ペールエール」
三重県伊勢市のクラフトブルワリー、ISEKADOを代表する定番ビールです。「伊勢ペ」の愛称でも親しまれています。
グラスから立ち上がるのは、グレープフルーツやオレンジを思わせる爽やかな柑橘系の香り。飲んでみると、ホップのきれいな苦味と麦芽のほどよいコクがバランスよく感じられます。
軽快に飲めますが、味が薄いわけではありません。飲み終えた後には、柑橘系の香りと心地よい苦味が残ります。
真夏のような爽快感も欲しいけれど、そろそろ味わいのあるビールも飲みたい。そんな初秋にぴったりのペールエールです。

飲み頃温度:7~9℃
おすすめ料理:照り焼きチキン、唐揚げ、焼き魚
おすすめしたい人:ペールエールを初めて飲む方
秋刀魚の塩焼きに合わせると、ホップの苦味が脂をさっぱりと流してくれます。
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3.ヤッホーブルーイング「よなよなエール」
クラフトビール初心者にもおなじみの「よなよなエール」。アメリカンペールエールらしい華やかなホップの香りと、モルトの優しい甘みが魅力です。
グラスに注ぐと美しい琥珀色。アロマホップ「カスケード」による、柑橘類を思わせる香りが広がります。
苦味はしっかりしていますが、キャラメルモルトによる柔らかな甘みとコクがあるため、全体のバランスはとても良好。冷蔵庫から出して少し待つと、香りがさらに分かりやすくなります。
涼しくなった夜に、テレビや音楽を楽しみながらゆっくり飲みたい一本です。

飲み頃温度:8~10℃
おすすめ料理:ピザ、焼き鳥、きのこのバター炒め
おすすめしたい人:香りのよいビールを試したい方
缶のまま飲むよりも、口が少し広めのグラスに注ぐのがおすすめです。
4.COEDO「伽羅-Kyara-」
秋らしい色合いとコクを楽しみたいなら、COEDOの「伽羅-Kyara-」がおすすめです。
色は赤みがかった深い黄褐色。白ブドウやスパイシーな柑橘を思わせるホップの香りに、カラメルモルトの香ばしさが重なります。
見た目は濃厚そうですが、後味にはきれいな苦味があり、意外にすっきり。華やかな香り、麦芽のコク、鮮やかな苦味がまとまった、飲み応えのあるビールです。
夏向けの淡い色のビールから、秋色のビールへ切り替えたいときには、まさにちょうどよい存在です。

飲み頃温度:8~10℃
おすすめ料理:焼き鳥、豚の角煮、燻製チーズ
おすすめしたい人:香りとコクの両方を楽しみたい方
少し涼しくなった夜に、慌てずゆっくり味わいたい一杯ですね。
5.COEDO「紅赤-Beniaka-」
最後は、秋の味覚であるさつまいもを使ったCOEDOの「紅赤-Beniaka-」です。
川越の伝統的なさつまいも「紅赤」を使用した、赤みがかった琥珀色のビール。麦芽の香ばしさと、さつまいもを思わせる自然な甘み、豊かなコクが特徴です。
アルコール度数は7%とやや高め。冷やしすぎず、ワイングラスのような香りを集めやすいグラスで飲むと、複雑な風味をじっくり楽しめます。
なお、さつまいもを副原料に使用しているため、日本の酒税法上は「発泡酒」に分類されますが、味わいは本格的なクラフトビールそのものです。

飲み頃温度:10~12℃
おすすめ料理:大学芋、豚の角煮、ローストポーク
おすすめしたい人:甘みやコクのあるビールが好きな方
本格的な秋を少し先取りしたい夜に、時間をかけて飲みたい一本です。
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初秋のクラフトビールをおいしく飲むコツ
クラフトビールは、どれも同じ温度で飲めばよいわけではありません。
暑い日は小麦ビールや軽快なペールエールを6~8℃ほどに冷やし、涼しい夜には琥珀色のビールを8~12℃程度で飲むと、それぞれの香りやコクが分かりやすくなります。
冷蔵庫から出してすぐに飲み始め、温度の変化によって香りが開いていく様子を楽しむのもおすすめです。
また、缶や瓶から直接飲まず、グラスに注ぐだけでも香りの感じ方は大きく変わります。特別なグラスがなければ、普通のワイングラスでも十分です。
