【特集】おすすめのイギリスビール5選+楽しみ方ガイド~伝統と革新が生む“英国流ビール文化”~

イギリスは、世界のビール文化の礎を築いた国のひとつ。
「エール」「スタウト」「ビター」など、今も多くの国で親しまれているビアスタイルの発祥地です。
重厚な香りや奥深い味わいを特徴とし、近年では伝統を守りながらも新しいクラフトブルワリーが続々登場しています。

 

今回は、そんなイギリスを代表するおすすめビール5選と、よりおいしく楽しむためのガイドをご紹介します。
クラシックな味わいからモダンなIPAまで、“英国流の一杯”を堪能しましょう。

 

🍺 1. フラーズ ロンドン・プライド(Fuller’s London Pride)
ロンドンを代表する老舗ブルワリー「フラーズ」の看板ビール。
英国パブの定番であり、「イギリスビールといえばこれ」と言われるほど有名です。

 

 

モルトの香ばしさと、ほどよいホップの苦味、まろやかな口当たりが見事に調和。
クラシックエールらしい落ち着いた味わいで、食事と合わせても飲み飽きません。

 

スタイル:ペールエール(イングリッシュビター)
アルコール度数:4.7%
特徴:モルトの甘みと優しい苦味のバランス。
おすすめ温度:10〜12℃
ペアリング:ローストビーフ、ソーセージ、ミートパイ

 

“ゆっくり味わうビール”の魅力を教えてくれる伝統の一杯。

 

🍺 2. バス ペールエール(Bass Pale Ale)
世界初の「ペールエール」として知られる伝統銘柄。
1870年代にはすでにイギリス国内外で高い人気を誇り、現在もクラシックな味わいを守り続けています。

 

淡いアンバー色と、香ばしいモルトの甘み、柔らかい苦味が特徴。
派手さはないものの、飽きのこない“穏やかなうまさ”が光ります。

 

スタイル:ペールエール
アルコール度数:5.1%
特徴:まろやかな苦味とトーストのような香ばしさ。
おすすめ温度:9〜11℃
ペアリング:フィッシュ&チップス、グリルチキン

 

落ち着いた味わいが英国らしく、どんな料理にも寄り添う万能ビールです。

 

🍺 3. オールド・スぺクルド・ヘン(Old Speckled Hen)
英国オックスフォードシャーの老舗「モーランド醸造所」が生み出した人気エール。
琥珀色の液体に、キャラメルやナッツのような香り、やわらかなモルト感が広がります。

 

軽い甘みとドライな後味が絶妙で、食中酒としても優秀。
イギリス国内ではパブでの定番銘柄のひとつです。

 

スタイル:プレミアムエール
アルコール度数:5.0%
特徴:キャラメルの甘み、ナッツ香、ややドライな後味。
おすすめ温度:9〜11℃
ペアリング:ローストチキン、グラタン、チーズ

 

落ち着いた味の中に深みがあり、“英国紳士のようなビール”と評されます。

 

🍺 4. BREWDOG HOP FRENZY
スコットランド発の革命的クラフトブルワリー「ブリュードッグ」がホップ愛好家のために造り上げたヘイジーIPA。トロピカルフルーツの香りと味わいとホップの苦味が調和した一杯。

 

 

パッションフルーツやグレープフルーツの香りが弾け、フルーティーで爽快。
しっかりとした苦味もありつつ、飲み口は驚くほどクリーン。
世界中で愛される“次世代の英国ビール”です。

 

スタイル:ヘイジ-IPA(スコティッシュクラフト)
アルコール度数:5.8%
特徴:トロピカルアロマとドライな苦味。
おすすめ温度:8〜12℃
ペアリング:ハンバーガー、スパイシー料理

 

伝統と革新が融合した、まさに現代のイギリスを象徴するビール。

 

🍺 5. ギネス エクストラ・スタウト(Guinness Extra Stout)
アイルランドを代表するブランドですが、英国パブ文化に欠かせない存在。
ロースト麦芽の香ばしさと、コーヒーやチョコレートを思わせる深みが魅力です。

 

 

クリーミーな泡と滑らかな口当たりは、他のビールにはない個性。
温度が上がるにつれて、苦味から甘みへと変化していく味の移ろいを楽しめます。

 

スタイル:スタウト(黒ビール)
アルコール度数:5.0%
特徴:香ばしさとコク、まろやかな泡。
おすすめ温度:10〜12℃
ペアリング:シチュー、ビーフパイ、チョコレートデザート

 

寒い季節にゆっくり味わいたい、重厚で芳醇なスタウト。

 

🍽 イギリスビールをもっと楽しむためのガイド
1. 温度を少し高めに
イギリスのビールは、香りとコクを楽しむため**やや高めの温度(8〜12℃)**がベスト。
冷やしすぎると風味が閉じてしまうため、少しぬるめが“英国流”です。

 

2. パイントグラスで飲む
英国ビールといえばパイントグラス。
香りを逃さず、口当たりをやわらかくする形状で、エールの深みを最大限に引き出します。

 

3. 料理とのペアリングを楽しむ
・ペールエール × ローストビーフやチキン
・スタウト × ビーフシチューやチョコスイーツ
・IPA × スパイシーな料理やバーガー

 

イギリスの食文化は“ビールと共にある”と言われるほど、食事との相性が抜群です。

 

🇬🇧 まとめ:伝統の中に息づく、イギリスビールの奥深さ
イギリスビールは、派手さはなくとも“じっくり味わうおいしさ”に満ちています。
モルトの香り、滑らかな泡、落ち着いた苦味…。
それはまるで英国の風景のように、静かで味わい深い時間を与えてくれます。

 

今回紹介した5銘柄は、どれも日本で手に入りやすく、初心者からビール通まで満足できるラインナップ。
ぜひお気に入りのグラスで、本場イギリスのパブ気分を味わってください。

 

乾杯の言葉はもちろん——「Cheers!(チアーズ!)」🍻

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