【レビュー】Carbon Brews「Staying Alive」──香港発、軽やかに弾けるセッションIPAの魅力
香港のクラフトビールシーンを語るうえで欠かせない存在となっているCarbon Brews(カーボンブリューズ)。革新的なデザインと確かな醸造技術でアジアのクラフトビール界をリードしています。今回紹介する「Staying Alive(ステイング・アライブ)」は、その名の通り“軽快で生き生きとした味わい”が特徴の**セッションIPA(Session IPA)**です。
飲みごたえと飲みやすさを両立したこの一本を、実際に飲んで感じた魅力を「外観」「香りと味わい」「おすすめの飲み方」「おすすめしたい人」「まとめ」の観点から詳しく紹介します。

1.外観:鮮やかなデザインと心地よい黄金色
まず目を引くのは、カーボンブリューズらしい近未来的なデザイン缶。幾何学的なパターンとグラデーションカラーが印象的で、まるでデジタルアートのような洗練された雰囲気です。テーブルに置くだけで空間がスタイリッシュに映えます。
グラスに注ぐと、やや濁りのある黄金色(アンバーゴールド)。泡立ちはきめ細かく、クリーミーな白い泡がしっかりと持続します。透明感がありながらも柔らかな濁りを帯び、見た目からもフルーティで軽快な印象を与えます。
2.香りと味わい:トロピカル&シトラスの華やかさ、軽快な苦味
香りをひと嗅ぎすると、パッションフルーツ、マンゴー、グレープフルーツを思わせるトロピカルなアロマが広がります。ホップ由来の香りがとても豊かで、飲む前から心をくすぐられます。
一口含むと、ホップの苦味が爽やかに立ち上がり、柑橘系の酸味とほのかな甘みがバランス良く広がるのが特徴。度数は4.6%と低めながら、しっかりとしたIPAらしいコクとアロマを楽しめます。IBU(苦味指数)は40と表示されていますが、苦味が突出することはなく、むしろ後味はすっきりとしています。
中盤からは、モルトの優しい甘みがホップのフレッシュさを包み込み、軽快ながらも深みのある味わいに。飲み進めるごとにホップの香りが鼻に抜け、何杯でも飲みたくなるような完成度です。まさに「セッションIPA」の名にふさわしい、軽快でバランスの取れた一杯です。

3.おすすめの飲み方:冷やしすぎず、香りを楽しむ温度で
「Staying Alive」は、香りと軽快さを楽しむビールです。おすすめの飲み頃温度は7〜9℃程度。冷蔵庫から出して数分置き、ほんの少し温度を上げることで、ホップのアロマがより立体的に感じられます。
グラスはチューリップ型グラスがおすすめ。香りを閉じ込めながら、ホップの余韻をしっかりと感じ取ることができます。
ペアリングには、レモンを絞った唐揚げや、スパイシーなアジアン料理、ピザやタコスなどがおすすめ。脂っこい料理の後味を軽快にリセットしてくれるため、どんな食事とも相性抜群です。
4.おすすめしたい人:IPA初心者から愛好家まで幅広く
セッションIPAというスタイルは、IPA特有の強い苦味を抑えつつ、香りと飲みごたえを楽しめるのが魅力です。そのため、
「IPAは好きだけど、度数が高いと少し重たい」
「クラフトビールを飲んでみたいけど、苦すぎるのは苦手」
という方に特におすすめです。
また、Carbon Brewsらしいアート性の高いデザインは、SNS映えも抜群。インスタやX(旧Twitter)での投稿にもぴったりです。パーティーやキャンプなど、カジュアルなシーンにもマッチする、おしゃれで飲みやすいクラフトビールといえるでしょう。
5.原材料等
原材料:麦芽、ホップ
アルコール分:4.6%
生産:carbon Brews
6.どこで買えるか?
私はたまたまデパートのお酒コーナーで購入しましたが、あまり見ないです。通販ですと以下で購入できます。
楽天市場:carbon brews Staying Alive
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7.まとめ:香港クラフトの今を感じる一杯
「Carbon Brews Staying Alive」は、香港クラフトビールの実力とセンスを感じさせる、軽快で香り豊かなセッションIPAです。
低アルコールながらもホップの個性がしっかりと表現され、飲みやすさと満足感を高いレベルで両立しています。デザイン・味・香り、すべてにおいて完成度が高く、クラフトビールの楽しさを改めて感じさせてくれる一本です。
忙しい日常の合間に、“Staying Alive”=生き生きとした時間を取り戻したい時。
そんな瞬間にぜひこのビールを開けてみてください。香港発のエネルギーと遊び心が、グラスの中で軽やかに弾けます。
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